水中300mまで潜行可能な業務用水中ドローン
主な特長
FullDepth DiveUnit300は、ROV本体と船上のPC、そしてそれらを接続するテザーケーブル1本で構成されています。ROV本体は水中300mまで潜行が可能。サイズは430mm(W)×650mm(D)×363mm(H)で、バッテリー搭載時の重量も約25kgと、人力での水中投下が可能なサイズのため、手軽に運用することが可能となりました。
内蔵カメラによる動画撮影とリアルタイムインターネット配信
本体の正面に内蔵されたカメラにより水中でのFull HD動画の撮影が可能です。動画はインターネットを介してリアルタイムで配信することができるので、水中インフラの点検などでは離れた場所にいる技術者と随時コンタクトを取りながら遠隔で確認作業を行うことが可能となります。
流下でも安定した水中撮影
機体には水平方向4機、垂直方向3機の推進機とモーションセンサーを装備し、潮流下でも安定して水中撮影することが可能です。また、ROVとPCを接続するテザーケーブルもたった3.7mm幅。ケーブルが潮流に煽られてROVの安定性を損なうリスクも軽減します。さらに、リリース後のソフトウェアアップデートでは、さらなる安定化のため、深度・姿勢を自動で維持できる機能や、画像処理による機体の位置保持機能の実装も予定しています。
直感的なパイロット操作
機体のコントロールには直感的に操作が可能な市販のゲームコントローラーを採用。特別な訓練や資格などは必要なく、数時間のトレーニングで技術の習得が可能です。潜航中はPCに表示される水中の映像を確認しながら、機体の微妙な位置変更を手元のコントローラーで簡単に行うことができると同時に、内蔵カメラのフォーカスもマニュアルで調整できるため、ピンポイントで必要な情報を得ることができます。
運用に必要な人員は2人から
FullDepth DiveUnit300の運用に必要な人員は、ROVのパイロットとケーブルの調整などをするサポーターのわずか2名から。大規模なプロジェクトチームを編成する必要はなく、コンパクトで小回りの利く運用が可能です。
スペック
項目 | 仕様値 | 備考 |
---|---|---|
本体サイズ | 430mm(幅)×650mm(奥行き)×363mm(高さ) | |
重量 | 約25[kg] | |
潜行可能深度 | 最大300[m] | |
推進器 | 7基 | 横移動を含む全方向への移動が可能 |
稼働時間 | 最大4時間 | バッテリパック換装により4時間以上の連続運用が可能 |
カメラ性能 | FullHD/30fps | リアルタイムプレビューが可能 |
ライト | LED 4灯 最大6000[lm] |