DJI FlightHub 2によるリアルタイム映像共有
DJI FlightHub 2は、ドローンで撮影した現場映像を遠隔地へリアルタイム共有できる、DJIの産業用ドローン対応クラウドサービスです。離れた拠点から飛行状況やライブ映像を確認でき、現場との迅速な情報共有を実現します。機体・操縦者・飛行ルート・取得データの一元管理にも対応し、3Dマップを活用した飛行計画やDJI Dockとの連携による自動運用も可能です。インフラ点検、災害対応、警備、測量など幅広い分野で活用され、複数ユーザーによる情報共有や遠隔運用を支援します。
DJI FlightHub 2 を利用するメリット
DJI FlightHub 2を利用する最大の特長は、ルート計画・撮影データ・ライブ映像・生成モデルといった、ドローン運用に関するすべての情報をクラウド上で統合管理できる点です。従来のドローン運用では、フライトプランの作成や変更のたびに現場担当者と本部間で連絡を取り合う必要があり、情報の伝達ミスや対応の遅れが課題となっていました。FlightHub 2はこうした課題を解消し、複数の担当者やチームが同一プラットフォーム上でリアルタイムに情報を確認・共有できる環境を提供します。
たとえば緊急対応時には、現場のドローンが撮影した映像を本部でライブ視聴しながら、遠隔でルートの修正や追加指示を行うことができます。また撮影したデータをクラウドへアップロードすることで、関係者間での共有や二次利用もスムーズになります。情報の集約と共有を一つのプラットフォームで完結させることで、業務効率と連携精度が大幅に向上します。複数拠点にまたがる大規模な現場調査やインフラ点検においても、チーム全体が常に同じ情報をもとに判断・行動できる体制を整えることができます。
① 自動航行ルートの作成・編集
ルートを作成・編集・指示できます。緊急時や広域調査において、複数機の効率的な運用が可能になります。
② 飛行中のドローン映像のライブ視聴
現場に行かなくても、会議室や事務所、本部、司令部から、飛行中のドローン映像をリアルタイムで遠隔確認できます。地震・台風・火災などの緊急対応時に、現場の状況を即座に把握し、迅速な意思決定を支援します。
③ 撮影データのクラウドアップロード・共有
撮影した写真・動画データをクラウド上に保存し、関係者間でリアルタイムに共有できるため、現場と本部の情報格差を低減可能です。
④ 2Dオルソ画像・3Dモデルの自動生成
アップロードしたデータから、オルソ画像や3Dモデルを作成でき、被災状況の把握や施設点検の記録として活用できます。オルソ画像、3Dモデルについてもクラウド上でリアルタイムに共有できます。
飛行中のドローン映像 ライブ視聴の様子(PC画面のキャプチャ)
ウェイポイント飛行に、ズーム機能を取り入れた様子です。
※配信映像を受けたPC画面をキャプチャしておりますので、解像度は通信状況に依存されます。
写真のようなウェイポイントを組むことで上記映像のような飛行が可能となります。
また、測量用フライト(エリアルート)を実施し、クラウド上で処理することで、写真のような3Dモデルを作成し、共有することも可能です。
水上ドローン映像と現場状況を高画質なリアルタイム映像で可視化
レーザースケーラー(構造物のサイズ計測)機能を搭載する業務用水中ドローン映像と、作業現場や作業員を撮影したビデオカメラなどの映像を組み合わせてリアルタイムに配信。インターネットを経由し、YoutubeやZOOMなどのアプリを利用することで、誰とでもコミュニケーションを図ることが可能です。
現場で撮影した映像を遠隔地の事業所や災害本部など複数箇所に配信可能なほか、行政や元請けなどによる現場確認が必要な場合でも、先方の担当者に足を運んでもらう必要がありません。グループ全体での情報共有や本部からの撮影指示なども可能です。
遠隔リアルタイム映像配信メリット
POINT! 国土交通省による現場の「遠隔臨場」に対応
「遠隔臨場」はコロナ禍で普及したリモートワークの建設現場版ともいえるシステムであり、作業員がカメラを装着したり、現場にカメラを設置したりすることで、リアルタイムに現場の状況を確認することを可能としています。通常は発注者が現場に出向き、仕様通りに作業されているかを検査しますが、「遠隔臨場」の場合、発注者は現場に出向かず、カメラで撮影された現場の映像を見て、仕様通りに作業されているかを確認、現場作業の映像を録画する場合もあります。移動のコストと時間の削減が可能で、建設現場の生産性向上につなげられると考えられており、今後、建設現場や災害現場などでの導入が進んでいくと考えられています。
運用システム
水中ドローンの作業において多くが陸地に近い場所で行われるため通信環境はあまり問題になりません。そこで5G対応モバイルルーターと映像配信用小型スイッチャー(複数の映像ソースを切り替えながら配信可能な映像分配装置)を活用して、遠隔地からのリアルタイム映像配信を行います。
水中ドローンからの映像だけではなく、発注者が現場にいなくとも指示や状況確認ができるように防水対応ビデオカメラなどを設置して、撮影箇所周辺の映像や送信機映像なども切り替えながら配信できるようなシステムです。どのような映像を発注者に送ったかを確認できるように、モニター兼レコーダーで録画しておくことで記録として残しておきます。
万が一にもトラブルで水中ドローンの回収が不可の場合でも、映像だけは残せるためバックアップ機能としても有効です。また指示を音声で確実に確認できるようにワイヤレスマイクやヘッドホンも活用します。
リアルタイム映像配信イメージ図
映像品質
ライブ配信時の最大解像度は最大1080/60pに対応し、フルHD全画面表示でも美しい映像のライブ配信を実現。
ビットレートは細かく調整できるため、利用する通信回線に合わせて最適な画質を設定できます。
エンコードは現行の主流であるH.264/AACに加え、最新コーデックであるH.265/AACに対応。
H.264比で約半分の帯域で同等の画質を実現、回線の通信速度が遅い場合でも高画質な配信が可能になります。
※通信環境により10秒~30秒程度の映像遅延は発生致します。
配信サービス
国内の主要な配信サービスをほぼサポート。
1080/60pのエンコード性能を分割し、最大3つのライブ配信サービスへ同時に配信できます。
同一のサービスで複数のアカウントを使ってビットレートが異なる映像を複数配信する、
RTMP配信とRTSP配信を混在させるなど、設定次第でより幅広く活用できます。


