GPS機能を搭載したドローン用対空標識は、公共測量にも対応できます。
エアロボマーカーは、GPS機能を搭載したドローン用対空標識として2級GNSS測量機登録と電算プログラム検定を取得した測量機器です。これにより公共測量にも使えるようになり、「公共測量 作業規定の準則」に準拠した帳票を測量成果として提出可能となりました。スタティック測位を採用し、置くだけで約±1cmの精度で計測が可能。エアロボクラウドとの連携により、高精度3次元モデルやオルソ画像の処理を実現します。
RTKより高精度のスタティック測位
GPS機能を搭載した対空標識
現場での測量工数とデータ処理工数を大幅に削減
AEROBO marker(エアロボマーカー) 特徴
- 標定点・検証点に置くだけで地上測量可能
- スタティック測位、測位精度約1cm
- AIによるマーカー位置自動認識、
- GCP(Ground Control Point)データ自動生成*
- 画像処理に最適化された独自デザインで自動画像解析*
- 空撮しながら、標定点計測が可能
- GPS・準天頂衛星対応
- 防水構造
- オプション提供の冶具(三脚アダプター)により、一般的な整準台への取り付けが可能
- 2周波対応により受信機1台で一級基準点を落とすことが可能 **
- 短縮スタティック(最短20分の計測)が可能 **
- モバイルアプリ「AEROBO MARKER Navi」で観測状況をリアルタイムに確認可能 **
- 測量機器としても利用可能
*AEROBOクラウドと連携が必要です。
**エアロボマーカー(ファームウェアver2.2.2以降)が必要となります。
■基本測量機種台帳(国土地理院)登録
・登録番号:No.61
・性能分類:2級GNSS測量機
・登録年月日:令和元年12月23日
■電算プログラム検定(公益社団法人 日本測量協会)取得
・証明番号:第30-003号
・証明年月日:平成31年2月8日
■NETIS(国土交通省 新技術情報提供システム)登録
・登録番号:KT-180029-A
・名称:センチメートル級精度の対空標識「エアロボマーカー」
■2018年度グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会)受賞
・受賞対象名:測量機器 [AEROBOマーカーシステム]
・受賞番号:18G080680(その他情報機器・設備)
AEROBO測量2.0(エアロボ測量2.0)
●「IoT導入、ドローン活用」の方法が分からない。
●ドローン空撮が流行っているけど、測量のやり方が分からない。
●落としたら怖いし、安全に運用したい。
●ドローンの飛行計画、カメラの設定など運用が面倒。
●対空標識の設定や計測作業が手間。画像から探すのが大変。
●膨大なデータの管理やソフトウェア間の受け渡しが手間。
●対空標識の計測精度は高いのか?
●3Dモデルの精度はどれくらいか?
●精度の評価方法が分からない。
●ドローンHWからクラウドデータ処理までワークフロー全てを提供可能。
●お手持ちの機材やソフトウェアと組み合わせて利用できます。
●講習からメンテナンスまで安心の業務サポート。代行も実施。
●ドローンやカメラの設定が用途に応じて自動で行える
●設置してスイッチを押すだけで計測。空撮画像からも自動検出。
●データアップロードだけで、処理は全自動。データ管理もラクラク。
●クラウド並列処理で約2時間で3Dモデル完成。
●±1cmの精度3次元網計算対応で測量グレードの位置補正付き。
●ミスの心配がなく、3Dモデルも5cm以内の誤差。
●測定精度レポートに加えて、マーカーと3Dモデルの差を使って精度レポートを自動生成。
AEROBO marker基準点測量(エアロボマーカー基準点測量)
●VRS・TSなど測量機器が高額。
●計算ソフトも高額。
●エアロボマーカーで基準点測量できないか?
●1点ずつ計測が面倒。
●精度が出ない。やり直しになる。
●計測経路の立案が手間で高度な専門知識が必要。
●手順毎に使うソフトウェアが違い、データの受け渡しが手間で間違えやすい。
●電子基準点を簡単に使いたい。
●帳票の記入が大変。
●機器1個20万円から。
●クラウド処理でお手頃価格。(月2万円)
●測量整準台に取り付けて利用が可能。
●エアロボマーカーなら設置してスイッチを入れるだけ。
●高精度なスタティック計測を全点で実施、後処理で任意の組み合わせ可能。
●計測経路を気にせず、多角網を自動的に生成。
●データアップだけで、網平均計算まで全ての処理をクラウドで実行。
●電子基準点データを自動で検索して計算に利用。現場基準点入力にも対応。
●手簿・記簿・成果簿などの帳票も自動出力可能。
エアロボマーカー/エアロボクラウド 基準点測量機能テクニカルレポート
詳しい技術的な内容につきましては、下記リンク先エアロセンスによるテクニカルレポートをご覧ください
ドローンレーザー測量対応版
ドローンレーザー測量は、通常の写真測量に比べ、広範囲をレーザーで直射計測していくので、対空標識の設置数は少なくて済みます。一方、太陽光発電所や風力発電所などの設営を目的に、写真測量では難しい山間部の地形を測る(等高線図を出す)ことに活用されることが多いため、その対空標識の測量には、普段人が立ち入らない山間部に高価で重いトータルステーションを担いで入山する必要があり、登山リスクとともに時間とコストがかかっていました。
そこで、従来の測量方法に対して、AEROBO Markerのレーザー測量対応版は、1個500g未満と軽量小型で、かつ現場の通信環境に関わらず、GPS測位(相対)精度が1~2cmの測量を可能とします。これによって、これまでリスクもあり時間とコストがかかっていた山間部での対空標識の測量作業を大幅に軽減することができます。
マーカーの設置と運用
マーカーは、小型軽量のため、一度に複数運搬できます。最少5個の設置を推奨しており、設置数が多いほどモデル精度はあがります。
*10個で約5kg(右図は10個を運んでいます。)
マーカ一を地面に測量釘で固定します。(釘を打てない場合は置くだけになります。)設置後、電源ボタンONで、観測データのロギングが自動で開始されます。ス夕ティック測位で定められている測位時間60分計測ののち、自動でロギングをストップします。通常の測量機器のような専門知識や初期セッティングは一切不要です。
マーカーの設置と運用空撮写真からでも、分かりやすいカラーと丸い形状により、写真がぶれたときもマーカーの中心位置が出しやすい。そのため、X、Yのズレの幅が軽減される。
計測終了後、付属のUSBケーブルでPCと接続し、観測ログデータを抜き出します。測ログデータは、空撮画像とともに、AEROBOクラウドにアップロードされます。
独自の高精度測位アルゴリズムにより、観測ログデ ータから高精度位置を測位します。また、独自の画像認識エンジンにより、空撮画像からマーカーを自動検出し、空撮画像中のマーカーとマーカー測位値を自動で対応づけます。これらにより、空撮画像から、マーカー位置を反映した高精度3次元モデルが自動で生成されます。また、マーカー位置は、地図に表示されるので、計測結果を視覚的に確認できます。
測位結果は、メートル単位のX、Y、Z値として、CSV形式でダウンロードできます。その他、3次元モデルやオルソ画像、処理レポート等の測量成果物もダウンロードできます。
ダウンロードしたデータは、福井コンピュータ製測量CADシステム「TREND-ONE」、福井コンピュータデータ共有クラウドサービス「CIMPHONY Plus(シムフォニープラス)」と連携が可能です。
・2Dデータ:
オルソ画像(JPEG,GeoTIFF(高解像度版、低解像度版))、DEMファイルなど
・3Dデータ:
objファイル、点群(xyz,ply)計算レポート(PDF)、AEROBOマーカーの測位結果(CSV)
GNSS測位機能付き対空標識 エアロボマーカーのiOS専用アプリ
エアロボマーカーナビ 特徴
現場にて受信電波状態をリアルタイムに確認
マーカー位置の地図表示
無線LAN経由での計測ログ読み出し、エアロボクラウドへのアップロード
※ 本アプリの利用には、エアロボクラウドサービスへの登録と、エアロボマーカー(ファームウェア
ver2.1.0以降)が必要となります。
1:現場にて受信電波状態をリアルタイムに確認
左:GPS電波状態表示
右:GPS電波状態の詳細表示
2:マーカー位置の地図表示
マーカー位置の地図表示
3:無線LAN経由での計測ログ読み出し、
エアロボクラウドへのアップロード
左:無線によるログ取得
右:エアロボクラウドへのログアップロード