遠隔操作でドローン制御、自動発着、自動充電が可能に、現場業務に変革を。
今までのドローンは、パイロットが現場に直接行き操作する必要がありました。しかし遠隔操作できるドローンと通信ソフトウェア、充電や離着陸を可能にするドローンポートの登場で、運用方法を大きく変化することができます。定期的な測量や点検はもちろん、夜間警備や鳥獣被害、緊急災害時など、パイロットがすぐに現地に辿り着けない場合でも、遠隔操作によるドローン制御が可能になるのです。
産業用自律型ドックソリューションDJI Dock 2
DJI Dock 2は、専用ドローン「Matrice 3D/3TD」を搭載、軽量で導入が簡単なだけでなく、遠隔ソフトウェア「FlightHub2」により遠隔操作を可能にしています。乗用車にも積み込めるサイズですので運用も簡単です。 保護等級IP55の防塵性と防水性を備えていますので、厳しい天候や環境の中でも、安定した運用を長期間実現します。
小型軽量・耐環境性能・安全機能
次世代ドローンポートDJI DOCK2の特長
34kg
本体重量は34kgと前モデルの105kgから大幅に軽量化。サイズも長さ570mm、幅583mm、高さ465mmとコンパクトですので、どこにでも持ち込めます。
IP55
IP55は粉塵の内部浸入を防止し、若干の粉塵浸入でも正常な運転を阻害しないこと、また、いかなる方向からの水の直接噴流でも有害な影響を受けないことを示す等級です。
5時間
雨量計、風速計、温度計、さらにドックの外部と内部にカメラを搭載し、いずれも遠隔で確認できます。さらに停電に備えて5時間駆動できる内部電源を搭載しています。
Dock 2 専用ドローン機体
DJI MATRICE 3D 測量モデル
保護等級IP54の防塵性と防水性を備え、厳しい天候や環境下でも、安定した運用ができ、最大飛行時間は50分。最大有効動作半径は10㎞。RTKモジュール一体型のため、±3㎝の測位制度を誇ります。
広角カメラ
4/3型CMOS
24 mm相当(35 mm判換算)
有効画素数 20MP
メカニカルシャッター
望遠カメラ
1/2インチ CMOS
162 mm相当(35 mm判換算)
有効画素数 12MP
DJI MATRICE 3TD 点検モデル
保護等級IP54の防塵性と防水性を備え、厳しい天候や環境下でも、安定した運用ができ、最大飛行時間は50分。最大有効動作半径は10㎞。赤外線カメラが搭載され、安全業務や点検業務に適しています。
広角カメラ
1/1.32インチ CMOS
24 mm相当(35 mm判換算)
有効画素数 48MP
望遠カメラ
1/2インチ CMOS
162 mm相当(35 mm判換算)
有効画素数 12MP
赤外線カメラ
40 mm相当(35 mm判換算)
ノーマルモード:640×512@30fps
UHR赤外線画像モード:1280×1024@30fps
(UHR赤外線画像モード有効時、機体は、周囲光の明るさに合わせて、UHR赤外線画像モードを自動で有効/無効にします。)
28倍デジタルズーム
運用までの流れ
Dock2設置場所として適しているかどうかを、機体(Matrice3D/Matrice3TD)のビジョンセンサーを使用して現場の状況を調査します。Dock2設置場所周辺や離着陸経路の障害物や目的地のGNSS信号の強さを確認しフライトを行います。設置場所の調査に要する時間は12分以内と短時間です。
電源供給を認識しないと動作しないため、仮設置の場合でも蓄電池や発電機が必要となります。また電源ケーブルや通信用LANケーブルの接続工事が必要になります。通信回線には衛星通信であるSTARLINKを利用することをお勧めします。
パソコン上でDJI FlightHub2を利用して飛行ミッションを作成します。飛行ミッションは測量用のエリアルートの他、指定したポイントを順に移動するウェイポイントを計画できます。大雨や強風などの異常気象や、飛行ミッションや機器の保全に影響する状況に直面すると、DJI FlightHub 2は自動でアラートを発動することも可能です。
飛行プラン作成後に、現場で飛行テストを行います。問題がなければ次回以降は遠隔での操作が可能になります。DJI Dockと機体の情報はいつでも遠隔で確認できるため、機器の状態を管理しながら業務を遂行することができます。
ミッションで取得したデータはクラウド上で確認できます。撮影した写真、動画、パノラマを開くと、対応する座標情報を使用して、2.5Dベースマップ上に表示されます。